アラフォーオタクの日記

何故か妻子持ちのアラフォーオタクの日記です。作品の感想、自己流の仕事のコツなどを書いていきます。

ルパンレンジャー vs パトレンジャー第32話 戦隊ヒーローらしい熱い展開!最高!

「決闘を申し込む」f:id:sugayoshi1127341:20180923225332j:image

 

いやはや、もうただただ「面白かった!」としか言いようがない。日曜の朝にこんな面白いもん、タダで観ていいんだろうか。東映さん、お金取っていいんじゃないですか?   お礼の意味でオモチャは買ったし、映画は観たし、後楽園にも行ったけど、この面白さを維持してくださってるお礼としては安いくらいですわ。

 

今までの穴を一気に埋めるシリアス展開に痺れた!   ギャグなしのガッチガチの戦隊ヒーロー回で、そうそう俺が子どもの頃観てたのはこういう話だったのよと懐かしさを感じた。しかしこれは昭和のヒーローではなく、作品の完成度はあの頃の比ではない。

 

まず冒頭、等身大のルパンレンジャー、パトカイザー、ギャングラーの映像に全く違和感がなかった。特にパトカイザー→ルパンレンジャー→ギャングラーと繋ぐカメラワーク、映像処理に自信がないとあんなことはできない。

 

シナリオ面で小技が効いてるのが、ヒルトップ管理官の不在。同格のメンバーが衝突したとき、間を取り持つのは上司の役目。ヒルトップがいたら「まぁまぁ圭一郎…」と共闘の橋渡しをしてしまっただろう。もう一つポイントなのは圭一郎のルパンレンジャーへの怒り。以前、敵視する理由が弱いと言ってしまったが、熱血おまわりが正義感丸出しで叫べば、十分な説得力を持たせられるのね。乱用しないで欲しい手だけど、効果的だった。

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ドラマ面では、戦闘中のノエルの「大事な人」発言に引っかかる圭一郎が非常に丁寧に描かれていた。どうしても饒舌に語りがちな戦隊モノで、子どもでも絶対分かるように、でも余計なセリフなしでここまで内面を描写するのは素晴らしい。

 

演出では、共闘シーンでオープニングテーマが流れるのは心憎いね。今作の両戦隊のポリフォニーが実に効いてる。でも、咲也とつかさにも金庫を開けて欲しかった。ちょっと寂しそう。

 

ここまで来て、いよいよシリアス展開でギア上げてくのかと思いきや、来週は子どもになっちゃう回だと?   もう舵の切り替え凄すぎて最高。コナン的なことやって欲しいけど、他局だからマズイか。とにかく上手にマンネリを避けながら楽しませてくれるわ。本当に感謝しかない。