アラフォーオタクの日記

何故か妻子持ちのアラフォーオタクの日記です。作品の感想、自己流の仕事のコツなどを書いていきます。

ルパンレンジャー vs パトレンジャー 続き

さて、そんなルパパトだがとにかく面白い。何がそんなに面白いのか、信じがたいが「全て面白い」のだ。

 

f:id:sugayoshi1127341:20180923232558j:imageまずオープニングの歌である。ルパンレンジャーとパトレンジャーそれぞれのテーマソングを同時に流しているのだ。カラオケで歌うことを想定していない、あるいは親子や兄弟で歌うことを想定した曲である。しかも、歌手のライブ映像を見たが、生だときちんとハモってる! 互いの歌を聴きあいながら、自己主張しすぎず遠慮しすぎず歌えるのは、プロ歌手では極めて珍しい。

 

シナリオのバランスも秀逸だ。ルパンレンジャーがお笑いのときはパトレンジャーがシリアスを、パトレンジャーがお笑いのときはルパンレンジャーがシリアスを担当し、作品が極端な方向にブレないよう配慮されている。個人的にはお笑い部分が親世代(80年〜90年代前半生まれ)ド直撃で、ノドが痛くなるほど笑ってしまう。ビバリーヒルズコップとかキャッツアイとか、昭和末期生まれのオレら世代しか分からんぞ。スタッフはそれでいいと思ってくれてるんだろうけど。

 

f:id:sugayoshi1127341:20180923232829j:imageそして演技力だ。スーパー戦隊ものは拘束時間が長いため、ギャラの高い(=演技力の高い)役者を長時間出演させるのは難しい。どうしても経験の浅い若手の抜擢となり、セリフの棒読みなどが気になってしまう。今作にないわけではないが、登場人物のキャラ設定と配役が良いため、そのアラが最小限に抑えられている。しかも、演技力も上がっており、9月時点で演技力に関する不満はない。

 

f:id:sugayoshi1127341:20180923233000j:imageマンネリ防止のため、物語中盤で新ヒーローが登場するのはよくあるが、ここで作品をガラッと変える想定外のキャラが現れると、こちらの作品イメージと製作サイドのイメージにズレがあったことに気づき、視聴をやめるケースがあった。今作ではそんなこともなくドラマが賑やかになり、30分という枠が足りないとすら感じる。45分くらいあれば、ルパンレンジャー 、パトレンジャー、ノエル、ギャングラー全てのドラマを活躍を観られるのにと思う反面、そのくらいが丁度いいのかもしれないとも思う。

 

また長くなるので一旦締めよう。