「○○で△△生活」シリーズで今さら知ったよゐこ
任天堂のyoutubeチャンネルに「よゐこのマイクラでサバイバル生活」とか「よゐこのマリパで共同生活」といった「○○で△△」というテンプレのシリーズがある。
お笑いコンビ・よゐこの有野は、ゲームセンターCXというレトロゲーム番組で絶大な人気を集め、以前から任天堂の公式動画に出演するなど良い関係を築いていた。それを受け、コンビで出演することとなった。
布石として、ゲームセンターDXという濱口メインの最新ゲームレビュー動画をいくつか出し、自然に両者を出演させるというワンクッションも置いている。濱口を有野のおまけではなく対等な出演者として扱い、よゐこというコンビに敬意を払ったかたちだ。
よゐこのゲームレビューはいかなるものか。面白かったが、ゲームセンターCXに似た雰囲気を想定してたので戸惑ったというのが本音だ。有野が「しっかり」してて、凄く頼りがいがあって「課長」らしくない。
この印象は正しいが間違っていることに途中で気づいた。そもそも、よゐこはダメな濱口を有野が支えるコンビだったのだ。オタクの私がゲームセンターCXでたまたま有野だけを知って勝手なイメージを固着させたが、コンビの立ち位置は周知の事実のようだ。素の有野は濱口ほどではないがダメ人間で、濱口と一緒にいると無意識にしっかり者になってしまう。家族がいるときだけ気を張ってる主婦みたいなものだ。
有野のイメージに若干の修正は強いられたが、濱口の救いようのないダメさは課長を凌駕しているし、それを助ける有野は映画のときだけしっかりする誰かさんのような頼もしさだ。芸能人の意外な側面を見ることができ、不思議な感覚を楽しんでいる。