仮面ライダージオウ推測
仮面ライダージオウの核心となる謎は「博愛主義のソウゴ少年が本当にオーマジオウになるのか?」だろう。
確かに、自分より他人を心配する心優しい少年が、あんなサイテーサイアクの魔王になるとは思えない。オーマジオウ状態のソウゴは68歳。今のご時世、歳をとると人間が丸くなるという老人像は崩壊したが、それにしても限度があるだろ。つか68歳であんなアクションできるの凄い。
仮面ライダービルドのエボルトの先例があるので、「キャラが取り憑く」「生身と異なる声優をあてる」ことで、オーマジオウ(声:小山力也)の正体はどうとでも設定できる。なので犯人探しは現時点では不可能だ。
だが、ソウゴに関するフラグで一つ気になるものはある。ウォズがビルドウォッチの使用を促したとき「ビルドの力を引き受ける覚悟があるか?」と問いかけているのだ。
仮面ライダーでは、パワーアップを繰り返した主人公が人間ではなくなっていく展開が結構ある。鎧武やオーズでは、それが人物描写に深みを与えていた。そもそも仮面ライダーは「人間ならざる人間が自分のアイデンティティに苦悩する」のが基本テーマだ。ジオウも歴代ライダーの力を受け継いでいくうちに、人間を超えた存在となり、ダークサイドに堕ちていくのかもしれない。
もう一つ疑問なのは、ビルドがいなくなった2017年世界の危機を誰が救うのかだ。ビルドがいなくなってもファウストやエボルトがいなくなるわけじゃない。彼らを倒す責任もジオウが負うのだろうか。だとすると、そのあたりにも覚悟という言葉の重みがありそうだ。
考察厨じみてきたが、あくまで推理遊びとして楽しんでるだけで、スタッフやキャストを批判するつもりは一切ない。どんな真相が待ってても作品を支持するつもりだ。