結構メンドくさかった新車購入のあれこれ
2017年夏に試乗したマツダCX-5。購入に向けてすることは結構あった。私のような初めて新車を買う方の参考になればと思い、書き出してみる。
まずはローン手続き。マツダスカイプランという残価クレジットローン(残価率55%)を利用した。元トヨタディーラーに訊いてみたが、55%はかなり良いらしい。
分かりやすく数字を単純化して説明すると…
300万の車だが、3年間で総額の45%135万だけ払えばいい。3年後、残り55%165万をどう支払うかは4つから選ぶ。
①またマツダから新車を買うことを条件に165万で買い取ってもらう。
②165万で買い取ってもらい、車を手放す。
③165万を支払って気がすむまで乗り倒す。
④ローンを再設定して数年後、また考える。
ローンなので当然金利はつく。その金利(2.99%)は実質負担額135万ではなく、総額300万にかかるので注意。こうして買い替え続けることで購入者は常に新車に乗れるし、ディーラーも販売台数が稼げてwin-winというわけだ。
計算してみよう。135万円÷156週間(1年は52週間×3年)=1週間使用料8654円。これをどう評価するか…私はアリだと思った。そのうちケチな本性が現れて中古車に戻したり、他メーカーに浮気するかもしれないが。
用意するものは結構多い。契約書、免許証のコピー、住民票、銀行口座が確認できる資料のコピー、銀行印、印鑑証明、駐車場の図、各種法手続きの委任状。ここまでが新車購入用。
それまで乗ってた車(90万の中古のタント)の買い取りも頼んだので、車検証、納税証明書も必要だった。買い取りは中古車業者に見積もりを依頼したが、最初の業者には45万、2番目には35万、3番目には20万と言われた。彼らは口を揃えて「他業者を信じてはならない。ウチが一番誠実だ」と力説した。結局、何を信じていいか分からなくなり、マツダに買い取ってもらうことに。マツダには「本来35万ですが、車検の記録簿がないので25万です」と申し訳なさそうに言われた。記録簿がないのはありえないらしい。過去の車検状況が分からない車を買い取り業者はどうするつもりだったのか。うやむやのまま売るつもりだったのか。というか私はそれを売りつけられたわけだが。知らぬが仏とはよく言ったものだ。
以上の手筈を整え、2ヶ月待って納車となった。こうしてCX-5は私のもとにやってきた。